- 2017/06/28
- 富山県の立山町というところに、日本一の落差を誇ります称名滝(しょうみょうだき)というのがございます。水煙を上げながら一気に流れ落ちるその落差は350mにもなります。立山連峰の雪解け水が多く流れ込む春には、称名滝の右側にハンノキ滝という滝が現れて、添付写真のように、2つの滝がVの字を描いて同じ滝つぼに流れ落ちます。写真の右側のハンノキ滝の落差は500メートルほどありますが、夏場に枯れてしまう事から、正式に滝という登録はされておらず、したがって、日本の滝百選にも選ばれておりません。幻の滝といわれている滝のひとつなのです。
これらの滝の背後には、立山連峰が聳えおり、数年前から、これらの滝と共に立山連峰を撮影しようと機会をうかがっておりました。モーターパラグライダーでは、滝つぼ付近の予期せぬ気流により、墜落してしまう危険がありまして、断念いたしました。 ドローンによる空撮で、称名滝の滝つぼ付近から標高をあげて撮影しようとも試みましたが、高度の上限が150メートルであり、航空法に抵触してしまい不可能でありました。そこで、美女平(びじょだいら)から弥陀ヶ原(みだがはら)をむすぶ、立山高原バス専用道路の大観台付近から、約800メートルほどまっすぐドローンを飛ばしまして、滝つぼとともに立山連峰を夕方撮影できないかどうかを模索しておりました。 ところが、このバス停は降車専用であり、バス停の設置は雪の影響で、まだ今年は設置されておらず、まして取材のために特別にバスから降りるということもできないとのことで、壁に当たっておりましたけれど、最寄の警察署に通行禁止道路の通行許可申請をだすと、取材車両として特別に許可をいただき撮影ができることがわかり、さっそく取材に行ってまいりました。 この時期の映像は、本邦初の貴重な映像です。明日のトクダネ!でご高覧いただきたいと存じます。なお、都合により、一日ずつずれる場合があります。ご承知おきのほどお願いいたします。 
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