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水芭蕉の夕暮れ
2009/05/28

先日、長野県の野々海池付近で、素晴らしい水芭蕉の群落に会うことができました。雪解けとともに、小ぶりな水芭蕉に置き換わっていくため、なかなかタイミングがあわず、群落のピークも3〜4日と短いために、これらが夕暮れのライティングで撮影できるのかどうか難儀しておりました。実に、5年ぶりに条件がととのって撮影できたことになります。次回、写真教室の例会に持っていこうと思っています。自分のイメージする作品に仕上げるのに、数か月、ともすれば数日でものにできることもあれば、このように数年かかってしまうこともあります。でも、あきらめずに通い詰めることが大事だと思っています。写真活動について、勝ちや負けなどを決まる戦いが唯一あるとすれば、それは他人との比較ではなく、「自分との戦い」と言えるかもしれません。

暖冬の春
2009/05/15

今年は、山間部の積雪が例年の半分以下といった印象を受けています。数年前までは、新潟の松之山の美人林の芽吹きが残雪とともに見られたのが4月の下旬。5月の下旬に雨飾山の新緑。6月上旬の関田峠の新緑といった具合でした。近年では、これらのブナの芽吹時期が2週間前後早くなっているような気がします。零度になるか一度になるかで、雪か雨の差となるような単純な気象変化ではないのですが、北海道で二月に雨が降ったり、厳冬期の八甲田の樹氷が二月中に一度解けてしまうというようなことは、数年前まではあり得なかった話です。まあ、これもいまの地球の姿のなのですから、それを受け入れるしかないのでしょう。「雪」というテーマで、数十年後を見据えた写真展や写真集をつくってみたい・・・なんて思うことがあります。豊富な残雪のなかを、命が吹き込まれたかのような芽吹ブナ林を歩く・・・なんだか、懐かしい気がしています。

小国、飯豊山麓ツアー
2009/04/27

42名のお客様とともに、飯豊連峰・朝日連峰の山麓のブナ・ヤナギの撮影を楽しんでまいりました。天候にはあまり恵まれませんでしたが、皆様の撮影姿勢は真剣そのもので、充実したツアーとなりました。秘境の針生平、在所平、ヨモギ平、そして白川ダムなど被写体にことかかんないフィールドでしたね。ここのところ、デジタルカメラのお客様が増えて、撮影した後のディスプレイでの講評会など楽しんでしまいました。私も、キヤノンの5DマークUを使ってみました。本当に、かゆい所に手が届く、巧妙なカメラだと思っています。皆様も、お使いになってはいかがでしょう!!

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