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鮭の遡上
2014/09/29

北海道の秋の風物詩のひとつに鮭の遡上・産卵があります。今週は最盛期を迎えていました。4〜5年の間、海でくらし、孵化した川に戻ってくる鮭は、わずかに3%程度といわれています。海にいるときには傷に強い鮭の体も、淡水への遡上を続けると傷つきやすくなり、小石が堆積する川の浅瀬での遡上・産卵によって、さらに体の痛みは激しくなります。周辺には、すでに命尽きた個体も散見されましたが、命ある限り、命を繋ぐ旅を続ける彼らの姿は、心打たれる風景であり、生きている我々に、なにか大切なものを教えてくれる光景といえます。

新雪の大雪山・トムラウシ山
2014/09/23

数日前から降雪があるにもかかわらず、天気に恵まれない日が続きましたが、21日は久しぶりに晴天となりました。高原温泉を3時に出発し、日の出直前に緑岳の山麓に到着。木道は霜で覆われ真っ白でしたが、高原沼の紅葉の彼方に、新雪をまとったトムラウシ山を撮影することができました。稜線はすでに数十センチの積雪です。このたびは、国有林入山の特別許可を得て、黒岳山頂や雲の平、当麻乗越付近の空撮も行いました。

最近の天候
2014/09/16

5日間ほど、大雪山の取材に出かけておりました。札幌や恵庭で、大雨洪水など多数の被害がでていたときから、昨日までですが、天候の不順が続きました。上川地方が晴れの予報であっても、朝からどんよりと曇る日が続きました。標高1700-1800メートル付近で、濃い霧が発生し、これが一日中山頂付近まで停滞しています。構想天気図をみると、高気圧に覆われているのにもかかわらず、上空は低圧部となっていたようです。いままでに経験したことがないほど、天候が不順だと地元のガイドも話しておりました。8月28日からスイッチが入った紅葉も、ここのところの悪天で、視界が見渡せないまま、ウラジロナナカマドが終焉を迎えています。高気圧と低気圧のそれぞれの変化が混在し、日替わり天気のような状態が続いている模様です。仕方がないことなのでしょうか?

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